幅広端子のシャント抵抗 メリットとデメリット
シャント抵抗器の種類として、幅広端子があります。
当社が販売するSHIVALIK BIMETAL CONTROLS社のシャント抵抗器では、SBA-2550シリーズが該当します。
SBA-2512シリーズに比べ、端子の幅が12mmであり、SBA-2512の3mmに比べ4倍も広くなっています。
幅広端子のシャント抵抗のメリット・デメリット
幅広端子のシャント抵抗器には、以下のメリット・デメリットがあります。
幅広端子のシャント抵抗器:メリット
- 優れた放熱性
長方形の長い辺に端子を形成しているため、端子の面積・体積が広くなります。そのため、SBA-2512シリーズに比、放熱性に優れます。
- 定格電力が向上
放熱性に優れるため、SBA-2512に比べ、、定格電力が向上します。SBA-2512の6Wに対し、SBA-2550シリーズは12Wになります。
- 高いヒートサイクル耐性
放熱性が良いため、幅広端子の抵抗は、ヒートサイクル耐性が高いという特徴があります。
- はんだ接合の高い信頼性
長方形の長い辺に端子を形成しているため、幅広端子のシャント抵抗は、はんだ接合に対して高い信頼性をもちます。
幅広端子のシャント抵抗器:デメリット
では反対にデメリットは何でしょうか?
- 高コスト
銅端子と抵抗合金の体積が増えるため、コストが高くなります。