抵抗の負荷軽減曲線とは
抵抗は周囲温度によって印加できる電力が異なります。そのため、周囲温度と定格電力に対してどれくらい電力を使用できるかの関係を示した負荷軽減曲線というものがあります。
負荷軽減曲線は図1のようになっており、各メーカーの抵抗器シリーズごとにデータシートに記載されています。
当社が販売するSBシリーズの中で、SBAの負荷軽減曲線を以下に掲載します。
見方としては、周囲温度140℃までは、定格電力に対し100%(定格電力比=1)の電力を使用しても構わないことを意味します。周囲温度が140℃を越えると100%から下がっていき、定格電力に対し使用可能な電力が減っていきます。周囲温度が約155℃の時(赤の点線)、定格電力比が0.5(50%)となり、データシートに記載の定格電力の半分しか使用できないことになります。そして周囲温度170℃で定格電力比が0になります。