技術情報

SBシリーズの電圧検出ピンの特長

SHIVALIK BIMETAL CONTROLS社は電圧検出ピンの新しい製造手法を開発しました。 図面と写真をご覧ください。

技術的な特徴は以下の通りです。

  1. 検出ピンのため2つの金属材料を電子ビームで溶接します。 穴に挿入される検出ピンの部分はC1020(無酸素銅)です。これはシャント抵抗器の端子部と同じ材料であり、穴に固定できる柔らかい材料です。 より硬度が必要な検出ピンの上部はC151(高導電性銅合金)です。 このC151銅の部分は錫メッキ可能です。
  2. 検出ピンの下部が長方形の打ち抜き穴に圧入されているため、正確な検出ピンの位置とアライメントが可能です。
  3. 検出ピンを抵抗合金の近くに配置することが可能で、それによって溶接/ろう付け/はんだ付けされたピンと比較して抵抗値とTCRを改善できます。一般にプレスフィットピンの場合、接合部に0.1mΩの抵抗が発生します。
  4. レーザー溶接にとって重要な平坦な領域は必要ありません。
  5. ピンは穴またはレーザースポット溶接で機械的に固定することができます。
  6. 0.64mm x 0.64mmの角ピンは、標準のコネクタのピンサイズです。 要求ベースで他のピンサイズも製造可能です。イメージ1がこの技術で製造した検出ピン付シャント抵抗器。


  7. イメージ2が1.05mm径の穴にピン挿入したものです。1.05mm径の穴開けは非常に高度な金型製造とプレス技術が必要でコストが高くなります。それに比べ電子ビーム溶接技術で製造された検出ピンとピン付け手法は安価で検出精度が優れたものになります。
  8. ピン立て以外にも、検電線を直接超音波溶接で接続するなど、いろいろな電圧検出の方法が可能です。

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